2X年のゲーム人生の中で、まともに触ったことの無かった格闘ゲーム。敷居が高すぎるジャンルと思っていたので忌避していたんですが、ストリートファイター6になって件の「モダン操作」が登場したこともありプレイした結果、最終的には大ハマリ。
初期に格ゲーの要素自体意味わからなさ過ぎて1度投げてしまったんですが、出戻りしてからはプレイし続けています。
時は流れ、格ゲーと出会うこと約8ヶ月、クラシック春麗でマスターに到達したのでライフログとして筆をしたためておく。
格ゲー所感
長文所感
スト6赤ちゃん期 + イヤイヤ期
スト6を始めた頃はもう右も左も分からず、ゲーム内に用意されてるチュートリアルをしても尚イマイチな理解度でした。とは言えアシストボタン押しながら殴ればコンボ出るし、キャラ動かしてるだけで楽しかった記憶が確かにあります。
FPSは基本的に「敵にエイムを合わせて、銃で玉を打って、体力を0にしたらOK」を繰り返すゲーム性です。比較して格ゲーは「相手の体力バーを0にすればOK」なのは分かるけど、「相手より先に体力バーを0にするための手段」が複雑。
上段
, 中段
, 下段
, ガードの使い分け
, 投げ
, インパクト
, さらに言えばフレーム
... 「何で今の攻撃が当たった?/ガードされた?何で今相手の攻撃を食らった?何で勝てた?」を理解するための、最初期に覚えるべき項目だけでもそこそこな要素数があります。
前述の格ゲー各要素の理解を曖昧にすると、出来る行動と言えば ボタンガチャ押し
。または、良く通る行動を擦るだけ
のプレイング。アシスト弱コンボ1本攻めとかね。このプレイングでは、最初こそ「格ゲーでキャラ動かしてるの楽しい〜」と感じていても、飽きて直ぐ辞めちゃうんじゃないでしょうか。
自分は辞めてしまいました。負けた時になんで負けたか分からなくて、ストレスだけ貯まってイヤイヤだったの...
スト6少年期
イヤイヤ期でスト6辞めた後、色々あってスト6再開しました。格ゲー自体を良くわからんまま辞めてしまい、高い金払って買ったのに悔しい思いをしたまま終わっていました。
ここから心機一転、格ゲーと向き合う決意をして、クラシックのルークに手を出すことに。コマンド入らず心が折れる予感がしたので、キーボード型のレバーレスを買って、損得勘定から自分をスト6に縛り付けることにしました。
クラシックを始めるに当たって、分からん事は直ぐ調べる運用としました。仕事と一緒や... コンボ解説でも立ち回り解説でも、今はYouTubeに無限に解説動画が上がっているので大変助かります。
この頃に、格ゲーのスルメ性と中毒性の高さに気づく。格ゲーはトレーニングモードで下積みをすることができます。FPSで言うエイムトレーニングみたいなもの。トレモでコンボや立ち回りを練習し、実戦のランクマ中に練習した事が出来た時の快感、俺SUGEEE感、射幸性、他のゲームよりも圧倒的に高いと思います。
スト6青年期
トレモにどれだけ籠もれども、ルークのジャストフラッシュコンボが完走できない日々。格ゲー中に猶予数フレームの音ゲーさせられる事に限界を感じ始めて、別キャラを視野に入れ始めます。
選ばれたのは春麗。操作難易度は高くとも、トレモ楽しすぎ状態だった自分には丁度良かったかも知れません。最初のうちは 構え(行雲流水) を入れたコンボこそ出来なかったものの、簡略版コンボ や SAコンボ→エリアルコンボで楽しんでました。
しかし、春麗をプレイするにあたって入力デバイスに問題が発生。当時使ってたレバーレスキーボードは 十字キー+8ボタン
レイアウト。親指の位置にジャンプボタンが無く、 スピバ(2タメ
-> 8K
)がとてもとても出ませんでした。Haute Board B16に買い替えたら解決しました。溜めキャラ使う人にはボタン数の多いレバーレスがオススメです。
ルークのように音ゲーする必要もなく、コマンド練習すればするだけ伸びるキャラ春麗。プレイしてて楽しく、するすると初ダイヤまで到達できました。ダイヤの頃には流石に構えコンボも出来るようになった。
スト6壮年期
ダイヤ到達から今に掛けて行き詰まりを感じる期。また、今一度「何で今の攻撃が当たった?/ガードされた?何で今の相手の攻撃を食らった?何で勝てた?」を見つめ直す期。
行き詰まりを感じた時はまず座学。ぼったくり対策や確定反撃技選びの為、相手のキャラの技フレームを調べた。解説動画からのインプットや自分の試合の振り返りに掛ける時間を増やすこと心がけました。中でも特に効果を感じたのは「自分のリプレイを見直す」こと。
偏った動きをしていたり、ぼったくられてるのに無駄な技振りがあったりと、自分のプレーながらも改善点を整理できました。リプレイ見ても何が悪いか分からない? まずは上手い人のプレイ動画や解説動画を見て、自キャラのあるべき姿をインプットしましょう。上手い人のプレイと自分のプレイの比較をして、良いところを取り入れていくのです。まずはマネから。
各種座学の成果もあってか、無事マスターチュンリーとなれたのでした。シェイシェイ。
Hey 春麗、You 好(ハオ)
今ではソウルキャラの春麗。ハオユーチュンリー。
触り始めこそコンボ難しくて心折れそうになったけど、練習した分だけ実戦で出来ること増えて勝てるようになる。いいキャラやホンマ。足太いし。
春麗の強みは地上戦の強さ。Act4の調整で後ろ歩きが遅くなったものの、前歩きと前後ステップは高速な部類。スピードタイプの割に実はコンボ火力もある。
ドライブ2ゲージコンボで3000↑取れる事もザラにある。気功拳で弾も打てれば、破山蹴で弾抜けも出来る。変なスライディングもあるし、捲り技もある。一通りなんでも揃っていて、相手キャラに依ってやること無いなー と困ることはあんまり無い。技が多い分コンボルート選択が大変だけども。
相手から距離取ったら弱気功拳。とにかく弱気功拳。たまに危険弾になってイタい反撃もらうけど泣かない。弱気功拳を盾にしてジリジリ詰める or ラッシュ5中P
or ラッシュ3大K
して 2中P
-> スピバ〆
。
差し返し OD百裂脚
はそこそこ使った。当たったら SA2
からエリアルで伸ばせるので狙う価値はある。決まると気持ちいいし。
構えコンボ出来るまで時間掛かってゴメンねチュンリー。鷹爪脚
-> 鷹爪脚
-> 空大P
-> 空大P
-> SA3
コンボ、鷹爪脚遅らせるタイミングミスって SA3
空ぶりしてゴメンね(50敗)。 あーそれは俺さんが悪いね。
実戦ランクマで 空中百裂脚
なんか出したこと無いね? ミスった事なら無限に有ります。
まだまだ伸びしろを感じる春麗。出来ることを増やして、コンボルートの判断力もつけたい。
デバイス遍歴
1代目: Nintendo Switchプロコン
スト6始めたてのモダン操作時代に使っていたもの。Switchのプロコン。
最初に使う入力デバイスとしては決して悪くなかったです。ただし、十字キーの下と左右が完全に分離されていて、斜め下入力すると擦れて指が痛くなったり、押しが足りず入力されなかったりすることが多かった印象。本体も重く、長い時間プレイするのはちょっと辛かった。
今から格ゲー用にパッド買うなら 8BitDo M30 かなぁと思っている。
2代目: Haute Board mini
クラシックルークを始める時に買った、キーボード型のレバーレス。 Haute Board mini . Haute42系列。
レバーレスは慣れるまで大変と聞くが、もともとPCでFPSをやっていた人としては何ら違和感無く使用できた。コントローラーとしては決して高くない上に、Switchプロコンで問題になっていた指擦れて痛い問題も解消された。
入力感度も良い。ただし、ボタン数が少ないこと、左右ボタン間の距離が狭く肩こりしやすい為、今から買うなら後述の Haute Board B16をお勧めする。
3代目: Haute Board B16
クラシック春麗を使うにあたって、スピバをミスなく出したい為に買った。Haute Board B16 . Haute42系列。
前述のHaute Board Miniよりもボタン数が増えている。左手の親指ジャンプ入力できるので、スピバがとても出しやすくなった。
Mini同様、入力感度も良く特に不満無し。Miniよりも一回り大きくなるが、左手指と右手指との間隔が広がって疲れにくくなった。
レバーレス買うかどうか迷っているFPS勢は是非一度触ってみて欲しい。下手なレバーレスより使い込める、はず。
4代目: TikitakaのSplit Layout レバーレス
春麗マスターを見越してご褒美として買っておいたもの。 Tikitaka Split . 見た目がCool....
Haute Board系よりも圧倒的にデカくなり、一般的なレバーレスサイズになった。ボタン配置は移動ボタンと攻撃ボタンの間が離れている、Haute Board系に類似しているもの。移行に際して特に違和感はなかった。
使い始めて数日だが打鍵感の良さに感動。Haute Boardと比べて高さの無いボタンの為、力を抜いて打鍵できる。天翔脚やSA系の入力が安定して入るようになった。これから使い込んでいく次第。
まとめ: 現代格ゲーはハマれる。チームゲームに疲れた人も、迷ったら手を出してみて欲しい
敷居の高いと思っていた格闘ゲーム。他ゲージャンルに比べれば、それでもまだ敷居は高いと思う。ただし、モダン操作で確実に敷居は低くなっていると思います。
今まで格闘ゲームに手を出したことのない人は、体験版からでも良いので触ってみてほしい。
また、2024年8月現在流行っているゲームはチームゲームが多いです。LoL
, Valorant
, OW2
, Apex
どれも面白いですが、味方の上手さに左右されたり、味方よりも敵の面々のほうが上手かったりしてイライラしませんか?心当たりの有る人はスト6に手を出してみると良いかもしれません。1vs1ゲームなので、勝ったら自分のおかげ、負けても自分のせい。自責で完結できます。
付録: 2024/07末現在 勝率とLPグラフ
Act累計
Act:2 (年末ごろに買った直後)
Act:3 (クラシックルークの頃)
Act:4 (春麗時代)
メトログラフ 春麗のLPグラフ